カラオケでは本物の実力はつかない。
人間は自分では自分の事が見えませんし、自分の本当の声を聞く事ができません。
レコーディングした声は本当の自分の声では有りませんし、自分が歌っている時に聞こえる声は自分の頭蓋骨や身体に共鳴して自分に響いて聞こえる声ですから他人が聞いている声とも違うのです。
他人が聞いて初めて本当の声が評価できるのです。
1970年代ぐらいからカラオケが大ヒットして全国にカラオケボックスが出来ました。
カラオケには功罪が有りますが、良い面では伴奏に合わせて歌うためのリズム感や音感が良くなった事が挙げられます。
昔の日本人は人前で歌う事を恥ずかしがる人が多かったのっですが、カラオケが普及したおかげで自分たちが歌う事を気軽に楽しめるようになった事が挙げられます。
一方では、カラオケで器用に歌う事で本物の自分の発声を身につける事が難しくなってきています。
カラオケはマイクと狭い部屋で大音量の音響装置で歌いますので音響装置効果で誰でもきれいに歌えた気分になります。
この様なカラオケ発声法が身についてしまいますと、マイクが無い状態やマイクがあっても大きな舞台で歌った場合に人が感動できるような発声が出来なくなっています。
本来、オペラ歌手やポルトガルのファド、日本の正調民謡の様なものはマイクなしで歌う物です。
海外のプロ歌手はマイクなしでも大きな舞台でも隅々にまで美しく通る素晴らしい声を持っています。
プロ歌手でも日本のマイク環境に慣れ過ぎたポップス歌手などが世界の舞台で外国の鍛え上げられた歌手と並んで歌うと大きな差が出てしまします。
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